赤ちゃんや小さい子供は胃腸の働きがまだ未発達なので、食べ物に注意が必要です。
離乳食でもしっかり火を通したものや形のないペースト状のものから始めてだんだん固形のものを消化できるようになってきます。
1歳を過ぎたら離乳食完了期と言われていますが、生の魚や卵はいつから食べることができるのでしょうか。
お寿司はいつから食べられるの?
お寿司など生の魚は3歳を過ぎた頃からと言われています。
明確な決まりはありませんが、赤ちゃんの内臓はまた未発達なので消化機能や衛生面でも心配な点があります。
医師によっては8歳以降を推奨している場合もありますが、日本はお刺身やお寿司を食べる習慣があります。
パパやママが食べる時に一緒に食べたいですよね。
離乳食が終わったからといって1歳ではまだ早いのでだいたい2歳を過ぎたぐらいからあげ始める家庭が多いようです。
あまり早い時期に生の食べ物を与えると消化不良や食あたりを起こしやすいので注意が必要です。
始めて食べるときのポイント
最初は体調のいい時に!
始めて生の食べ物をあげるときは、体調のいい時に少しずつあげるのが大切です。
風邪をひいている時や体調がすぐれないときは免疫機能が低下している可能性があります。
うまく消化できなかったり下痢をしやすくなるので元気な時に食べるようにしましょう。
できるだけ新鮮なものを!
スーパーで買ってきたお刺身やお寿司を与える場合はできるだけ新鮮なものを選び、買ってきたら当日に食べるのが鉄則です。
時間が経ったお刺身は大人でもお腹を壊すことがあります。
小さい子供にあげるときは鮮度にも注意して与えるようにしましょう。
初めての食材は少量から
始めて食べる食べ物は少量から始めるようにしましょう。
アレルギーが出やすい食べ物もあります。はじめは一口食べてその後の様子を見てから増やしていくと安心です。
食べたときは何もなくても数時間後に症状が出ることもあるので初めて食べる食材はしばらく経過を見るようにしましょう。
病院があいている時間だと安心!
特にアレルギーが出やすい食材を食べるときは平日のお昼など病院が空いている時間に与えるのがおすすめです。
土日や夜間など病院がしまっている時に蕁麻疹や体調不良を起こすとすぐに診てもらうのが難しくなります。
万が一体調の変化があったときの事を考えてすぐに病院に駆けこめる時間帯に試してみるようにしましょう。
エビやカニなど甲殻類はアレルギーに注意!
エビやカニなどの甲殻類は一般的にもアレルギーを起こしやすい食べ物のひとつです。
大人でも急になることもあるので、幼少期に食べられるようなったからといって大量に食べたり生のものを食べる時には注意が必要です。
お寿司でも生のネタより火が通っているネタの方が安心です。
青魚や貝類は8歳以降でも!
青魚や貝類は、蕁麻疹が出たりお腹をこわすことが多い食べ物なので小さいうちから与える必要はありません。
特に生牡蠣は大人でもその日の体調や鮮度によっては食中毒になることもあります。
大きくなって内臓の機能が発達してから、また体調管理が自分でできるようになってから食べはじめる方がいいかもしれません。
生牡蠣は大人になって初めて食べる人も結構いるようです。
子供と一緒に食べれるお寿司のネタ
最近は小さい子供を連れて回転寿司に行く人も多くいます。
2〜3歳の子が初めて回転寿司に行った場合のおすすめメニューがこちら!
・たまご
・うどん
・枝豆
・茶碗蒸し
・納豆巻き
最初はお寿司というよりも火の通った食べやすいメニューからスタートするといいと思います。
2歳を過ぎて親と一緒のお寿司を欲しがるようになったら、サーモンやボイルのエビ、いくらなど子供が好きそうなメニューを少量から与えてみるのもいいでしょう。
スーパーやお寿司屋さんのお寿司の場合は大人はにぎり、子供は巻き寿司と分けて食べる場合も多いです。
細巻きだと納豆巻きやツナ巻きなどが、食べやすく安心です。
お寿司の場合、お醤油のつけすぎは塩分の取りすぎになるので気をつけましょう。
うちの子は3歳を過ぎてもお寿司はお醤油なしで食べています。
生卵はいつから食べれるの?
生卵も3歳ぐらいから徐々に食べ始めるのがいいでしょう。
こちらも家庭によって考え方は様々で1歳すぎから生卵を与えているという話もちらほら聞きます。
しかし卵はサルモネラ菌など食中毒のリスクやアレルギー源となりやすい食べ物なので、3歳を過ぎてからでも遅くないと思います。
消化機能や免疫機能が未熟な子供が食中毒になった場合、重症化する確率が高いです。
厚生労働省では2歳以下は生卵は避けるようにと発表されています。
早くいろいろ食べさせてあげたい気持ちもわかりますが、子供の安全を守るためにゆっくり進めていく事をおすすめします。
その他の気をつける食べ物
お寿司や生卵の他にも、生のお肉は子供には絶対に食べさせないようにしましょう。
鳥のお刺身やユッケなど小さい子供が食べると食中毒を起こし重症化しやすいです。
親が目を離した隙に食べてしまったとか、気がつかずに食べてしまって後に何日も下痢が続いたり入院するほどの重症になってしまったという前例もたくさんあります。
大人は体調不良で終わっても免疫力が少ない子供は命に関わる危険性もあります。
生の肉は大人になるまで避けるのが賢明です。
離乳食が終わってからも気をつけなければいけない食べ物はいくつかあります。
子供の成長に合わせて少しずつ大人と一緒のものが食べれるようになるといいですね。