MMツインの妊娠出産記録と子育てブログ

一絨毛膜一羊膜(MMツイン)の妊娠出産記録

こんにちは。

2020年3月に一卵性の双子を出産したハナです。

我が家の双子は双子の中でもとても珍しいタイプで10000分の1の確率で誕生する双子だそうです。

そのため、情報量が少なく妊娠発覚から出産までリスクとの隣り合わせでスリル満点の妊婦生活を送っていました。

その時の妊娠出産の記録を綴っていきたいと思います。

我が家の双子は一絨毛膜一羊膜でした。

一絨毛膜一羊膜とは、双子の膜性の種類の名前です。

まず、双子を妊娠する確率は年々上がっているのですが一般的に双子を妊娠する確率は全体の妊娠の1パーセントと言われています。

妊娠の全体の数から考えるとやっぱり双子は珍しいんですね。

とはいえ、高齢出産や不妊治療が増えているので双子を妊娠する確率は年々増えているそうです。

ホルモンバランスの関係や人工授精、年齢が上がるにつれて母体が子供を多く残そうとすることからと言われています。

一般的に双子妊娠は、異常妊娠といわれています。

通常、人間のからだはひとりの赤ちゃんを育てるようにできているのに一度に二人を妊娠して臨月までお腹の中で育てるのにはリスクがあります。

現在は医療が発達しているので無事に双子を出産できる確率もだいぶ上がり、病院でのケアもとてもしっかりしてくれます。

わたしは今の時代の妊娠出産で本当に良かったと思います!

 

双子にはいくつか種類があります。

よく聞く一卵性、二卵性の他にも膜がいくつあるのかや胎盤の数によってもリスクが異なってきます。

私も双子を妊娠してから知りました。

・二卵性双胎(双子全体の75%)

二卵性の双子は双子の中でも一番多く最も安全なタイプの双子です。

一度の排卵で二つの受精卵ができるので単胎妊娠が二つ同時に進行する状態です。要は普通の兄弟が同じ時期に生まれるような感じです。

この場合、それぞれに胎盤ができひとりずつ羊膜に包まれているので、母体からの栄養もそれぞれの胎盤を通してもらいます。

二卵性の場合は、もともとが違うDNAなので性別や血液型も違うこともあります。不妊治療やホルモンバランスが原因の場合は二卵性の双子になる確率が多いようです。

二卵性の双子の場合は、お腹の中でそれぞれに胎盤がありひとりずつ違う膜に包まれているので双子の膜性の種類は二絨毛膜二羊膜(DDツイン)といいます。

・一卵性双胎

一卵性の双子は、ひとつの受精卵が分裂してふたつになります。

もともとひとつだった受精卵が分裂していく途中に、ふたつに分裂してできるのが一卵性の双子です。これは自然に起こることでなぜ途中で分裂が起こるか原因はわかってないそうです。

この場合、もともとひとつの受精卵だったので性別や血液型は同じで顔も似ていることが多いです。

さらに、一卵性でも分裂する時期によって種類があります。

①受精後3日以内の分裂(25%)

受精後早い段階で分裂した場合は、二卵性と同じように胎盤も羊膜もそれぞれにある状態です。それぞれの赤ちゃんが2枚づつの膜に包まれているので二絨毛膜二羊膜(DDツイン)というタイプです。

②受精後4−7日の分裂(75%)

一卵性の中で最も多いのはこの時期に分裂するタイプです。着床前の分裂ですが、ひとつの胎盤にふたつのへその緒がついていて胎盤を共有するタイプです。

胎盤がひとつなので二人の血液が行ったり来たりしていて、どちらかに異常が生じた場合や二人に行く血液や栄養のバランスが崩れてしまうと二人同時に具合いが悪くなってしまうことがあるので経過観察が必要だそうです。

でも、胎盤はひとつの胎盤を共有していますがそれぞれに膜があるので羊水は別でへその緒が絡まる心配はありません。

この状態を、一絨毛膜二羊膜(MDツイン)といいます。

③受精後8~12日の分裂(1%)

一卵性の中でも1%未満の確率で起こるといわれているのがこのタイプで、胎盤もひとつ赤ちゃんを包む膜もひとつです。なので二人の赤ちゃんが同じ胎盤を共有してひとつの膜の中に二人でいる状態です。

胎盤がひとつなので二人の血液が行き来していることと、二人の間に膜がないので二人のへその緒が絡んでしまうかもしれないというリスクがあります。双子の中で最も危険なタイプといわれています。

これを一絨毛膜一羊膜(MMツイン)といいます。

 

うちの双子たちは一絨毛膜一羊膜(MMツイン)といって双子の中でも一番リスクが高いといわれている種類の双子です。

通常、単胎でも双胎でもひとりずつ膜に包まれていてお腹の中ではひとり一部屋で育つのですが、一絨毛膜一羊膜の双子はお腹の中で

一つの部屋に二人が一緒に入っている状態なので、生まれてくるまでどうなるかわかりません。(もちろん全ての妊娠出産がそうですが)

常に危険ととなりあわせでした。

医療の力ではどうすることもできずに、ただただ無事に成長してくれるのを待つことしかできない状態でした。

病院の先生たちも、「どうなるかわからないけど経過を見ていくしかないね!」と口をそろえて言っていました。

なかには、MMツインが発覚すると「リスクを伴うので妊娠を継続するか選択してくだい」と言われる場合もあるそうです。

幸い私は一度もそのようなネガティブな言葉は聞かずに通院することになりました。

この先、赤ちゃんがいつどうなるかわからない状態での妊娠生活。

珍しいタイプの双子妊娠で情報も少ないので、私の綱渡りのようなMMツインの妊婦生活を記録に残そうと思います。

妊娠出産の記録はこちらから↓

【体験談】「妊娠発覚」と体調不良が続く日々 一絨毛膜一羊膜(MMツイン)妊娠中に大変だったこと

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