MMツインの妊娠出産記録と子育てブログ

低出生体重児!未熟児の臍ヘルニア(でべそ)のこと

我が家の双子は、1000g以下の超低出生体重児として生まれてきました。

出産後すぐに治療が必要だったので普通の赤ちゃんよりも長くへその緒を残し、へその緒も治療に使っていました。

そのため通常のへその緒はもらうことができず、うちにある双子のへその緒はおへその付け根のところではなく、ひも状のところが保管してあります。

双子が臍ヘルニアになったのはまだGCUに入院しているときのことです。

生まれてから数か月はおへそもきれいで特に違和感がなく普通のおへそだったのですが…

ある日突然、気が付いたらものすごいでべそになっていました。

でべそといってもちょっと出ているだけではなく、ものすごいとびでていて、指サックの先ぐらいぽこっとしていました。

わたしは最初見たとき「女の子なのに…こんなにとびでていて大丈夫かな…ちゃんと治るかな」と不安に思ったのを覚えています。

数日後、主治医の先生からお話があり、臍ヘルニアの治療をしましょうということでした。

実際に何をするかというと、おへそにスポンジを詰めて圧迫療法をやってみましょうということでした。

一番最初は、主治医の先生が詰め物をしてくれましたが、入院中でもできるだけ親が手入れするようにと言われ市販のスポンジと医療用テープ(シート)を買っていき、看護師さんにやり方を教えてもらいました。

おへその圧迫の仕方

1.メイク用のファンデーションなどを伸ばす角切りのスポンジをおへそに入るように小さな円錐型にカットして形を整えます。

2.大き目の医療用シートにスポンジを当てて、そのままおへそに当てます。

3.すこし圧をかけながら、空気が入らないようにシートを貼っていきます。

付け替えるタイミングは、何日ごとに交換という決まりはなく取れてしまったら交換してくださいと言われていました。

それを1年ぐらいを目安にしてやりましょうということで、入院中も退院後も続けていました。

圧迫法を始めてからは、一度も飛び出ることはなく交換の時もちゃんと収まってはいましたが、何かの拍子にまた飛び出てしまっては困るので一応先生の指示があるまではと続けました。

未熟児の臍ヘルニアの原因は、おなかの周りの筋肉がまだ未発達なせいだといわれています。力んだり大きな声で泣いたりすると中の腸がぱんぱんにとびでてしまいます。

ほとんどは治療しなくても、成長とともにおなかのまわりの筋肉が発達してくればだんだん収まってきて治るそうですが、小児科や新生児科の先生によって意見が異なります。

治療を勧める先生もいれば、放っておいて自然に様子を見る先生もいます。

うちの場合は、主治医の先生が圧迫法を勧めていたのでやりましょうということになりました。

私が感じた圧迫法のメリットは、早く治るということと何もしないより心配が少ないということです。圧迫することによっておへそが飛び出すことがなくなるので、早い段階で形状記憶されるのでないかということと毎回見るたびに心配することはなくなりました。

一方デメリットは、おへその手入れの手間がかかることとスポンジや医療用テープのコストがかかることです。毎回おふろのあとに異常がないか確認し、取れてしまったらまた詰めなおす作業が必要です。

あと、おへそまわりにずっとテープで固定することになるので、テープによる皮膚のダメージもありました。テープをとったあとが赤くなってしまったり乾燥しやすくなったり皮膚トラブルが心配な面もありました。

圧迫法を始めて約半年間続け、双子は治療をやめることができました。

やめるきっかけとなったのは、ひとりが臍炎になってしまったからです。

なにが原因かはわかりませんが、おへそが炎症をおこして腫れてしまったのでそれを機に圧迫法から卒業することができました。

いまでは、とびでることなくふたりともおへそはきれいに収まっています。

未熟児だと高い確率でなる臍ヘルニア(でべそ)ですが、無事に治って本当によかったです!

未熟児性のでべそはほとんどが治療なしでも自然に治るそうですが、自然に治らない場合でも今では手術できれいに治せるのでそんなに心配はいらないのかもしれませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です