肌の色や髪の毛のクセなどは生まれ持って決まっていますが、「頭のかたち」は育った環境によって変えることができます。
赤ちゃんの頭は生まれたときはまだ柔らかいので、成長の過程によって頭の形が決まってきます。
言い換えれば親の努力によってきれいな頭にかたちにしてあげることができるのです。
赤ちゃんの向きグセ
赤ちゃんの中には同じ方ばかり向いて寝る子がいます。
大きな病気でなければ単なる向きグセの場合がほとんどですが、同じ方をずっと向いていると片方の頭が平らになってきます。
そうすると頭の形がいびつになってしまわないか心配ですよね?
うちの双子は入院中、二人ともずっと同じ方を向いて寝ていたら本当に片側だけ平らになってしまいました。
おまけに片方だけ擦れて髪の毛も抜けてしまい完全にアシンメトリーの髪型でした。
頭の形があまりにもいびつになってしまっていたので病院でむきぐせ防止の枕を作ってくれて途中からは反対側を向かせるように寝かせていました。
ドーナツ枕を使ってみて
退院時にも病院からはできるだけ同じ方ばかり向かせて寝かせないようにという指導があったため、家に帰ってからはドーナツ枕を使いました。
専門的なものではなく市販で売っている普通のドーナツ枕です。
ドーナツ枕は横に厚みがあるためペタッと真横に平らに向くことはなさそうですが、やはり頭が平らになっている方をしたにした方が寝やすそうです。
でも枕にくぼみがある分、ドーナツ枕を使い始めてから上を向いて寝てくれることが多くなりました。
同じ方を向かないようにする工夫
赤ちゃんのサイドの絶壁を治したかったのでうちではベッドメリーを向きグセとは逆の方向に取り付けてできるだけ反対側を向かせるようにしていました。
また話しかける時もできるだけ反対側から。そういったことを重ねるうちにだんだん一定の方向を向かないようになってきた気がします。
成長とともに頭を動かす力がついてきたのもあるかもしれませんが、キョロキョロしているうちに向きグセが気にならなくなってきました。
ドーナツまくらの効果は?
うちの双子はドーナツ枕を使い始めてだんだん頭の形が治ってきました。
ドーナツまくらの効果ではないかと思っています。
まくらなしだとどうしても頭が当たる部分は平らになってきますが、少しふっくらしているドーナツ枕を使うことで布団との接触面を少なくし頭の重さを分散させてくれている気がします。
また、頭は汗をかきやすいので、枕をこまめに洗濯することができるのも使ってよかった点です。
頭の形を治す時期は?
生まれたての赤ちゃんは頭の骨がまだくっついていないので頭が柔らかいですが、成長するにつれて骨がしっかりしていき頭の形が固定されていきます。
ではいつまでに頭の形が決まってくるのでしょうか。
ドーナツ枕を使うのに適しているのは生後3〜4ヶ月ごろです。8ヶ月ごろにはドーナツまくらの効果が薄れてくると言われています。
ただ寝返りを始めたり頭を自分で持ち上げられるようになると、自然に頭の形も治ってくる場合もあるようです。
ドーナツ枕を使う時に気をつけること
ドーナツ枕は頭の形を矯正するにはとてもいいアイテムですが、高さが合っていなかったり質感によっては危険な場合もあります。
使う時には、説明をよく読んで使うようにしましょう。
使用時に赤ちゃんが無理な姿勢にならないか首の圧迫がないか。また、柔らかいまくらの上にうつ伏せに寝てしまうと窒息の可能性もあります。
使う時は赤ちゃんの様子を見ながら使用できるといいと思います。
まとめ
できれば我が子は「頭のかたちをきれいに育ててあげたい」と思っているママは多いです。
頭の形がきれいだと将来ショートヘアが似合うようなったり、頭の形で悩むこともなくなります。
なかにはドーナツ枕は必要ないという人もいますが、効果を感じているママも多いので赤ちゃんの向きグセや絶壁に悩んでいる人は一度試してみてもいいかもしれません。
効果が期待できる時期は限られているので出産準備に前もって用意しておくといいかもしれませんね。