未熟児の注腸造影 腸のはたらきが良くなるまで

双子記録

こんにちは、ハナです。

超低出生体重児の双子は、生後5日目と6日目に動脈開存症の手術をしました。手術は無事に終わり、心臓の方は回復しつつ良い方向に向かっているということで安心していたのですが、術後2日目に小さい子の腸の働きが良くないと先生からお話がありました。

小さく生まれているのでもともと体の機能で未発達な部分は多いのですが、双子の小さい子は特に腸の働きが良くないらしくガスや便がたまってお腹がパンパンになってしまっているとのことでした。自然に出てくれるのがいちばんですが、腸がなかなか動かずに中で滞ってしまっているので刺激をしてもすんなり出てこないようでした。先生は、すぐにでも腸の治療を始めたいようでしたが心臓の手術をしたばっかりだったので少し落ち着いてから注腸造影をするというお話でした。

大きい子は、浣腸をすれば少しずつですが胎便が出ていたので造影まではしなくても良さそうでした。ふたりの体重差はおよそ100gでしたがそれだけでも体の発達具合いに差が出て来るんだなぁと思いました。この時小さい子はまだ600gぐらいでした。先生曰く、このぐらいの時期の100gの差はとても大きいそうです。大きい子は順調に進めば、まもなく母乳が始められるようになるとのことでした。

やっとの思いで心臓の手術が終わり〝これで命が繋がった。生きていける〟と思ったのに、今度は「腸がうまく機能してくれないと栄養が取れず生きていくのが難しくなります。」と言われて、次から次へと問題や試練があり涙が出ました。今度は腸の働きによって命が左右されるということです。再び心配で胸がいっぱいになりました。

数日後、刺激やお薬でも症状があまり改善しないということで注腸造影をすることになりました。朝から準備が始まり検査室で行うそうです。造影剤のお話の時も副作用や万が一の話をたくさん聞いていたのでとても怖かったのを覚えています。肛門から造影剤を入れてどんどん腸の浸透していく様子をみるそうです。それで、腸が少しずつ動いてくれればあとは排便を待ちます。

とにかく体がまだ小さいため検査室への移動もいろいろ準備が必要でした。造影剤の体への負担もあり検査室から帰ってきてもしばらくはぐったりした様子でした。親だけどしてあげられることはなく、ただ無事を祈り見守ります。

朝、造影剤を入れて当日の午後2時ごろ面会に行った時はまだ寝ていたのですが、体を拭いてあげてオムツを交換した時に少しうんちが出ていました。まだ少しでしたが効果があったようでとても嬉しかったです。もっとたくさん出てスッキリするといいなぁと思いました。そんな時、大きい子は母乳を始めることができました。胃につながったチューブから母乳の注入です。これでやっと本格的に栄養の摂取が始められます。小さい子も早く腸のはたら気が良くなって母乳の摂取ができるようになってほしいと思いました。

私はまだ産後の入院中だったので、夜も面会に行くことができました。夜の面会の時には看護師さんから、あのあとうんちがさらに2回でたと教えてもらいました。徐々にスッキリしていっているようでホッとしました。うんちが出るたびに看護師さんや先生も一緒に喜んでくれていたそうで、もうほんとに感謝しかありませんでした。

その後のレントゲンでも最初に比べるとパンパンだったところがだいぶ解消されたようで落ち着いたら無事に母乳を始めることができるとのことでした。これでまた生命の維持ができそうです。小さく生まれていくつもの山を乗り越えて。道のりは大変だけど小さいながらとても頑張ってくれていました。

生後12日目でふたりとも2ccを一日8回飲めるようになりました(胃からのチューブですが)一時期、大きい子も消化がうまくいかずになかなか進みませんでしたが、それも乗り越えてふたりとも少しづつ成長していきました。栄養が摂れるようになるまで心配なことが多く双子の体重もなかなか増えませんでしたが、母乳を飲んで栄養が摂れるようになれば、体も大きくなっていきました。

まだまだ未熟なところもあり心配は尽きませんが、腸がしっかり働くようになってくれて本当に良かったです。大人ならお薬や手術でなんとかなることも生まれたばかりの1000gに満たないからだにとっては、一大事なんだなとつくづく感じました。これからもひとつひとつ山を乗り越えて元気に成長してほしいです。

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