MMツインの妊娠出産記録と子育てブログ

子供が「とびひ」になってしまった時に気をつけることと対処法

子供の皮膚トラブルはよくあることです。

季節によって乾燥しやすかったり、擦り傷や掻き傷から細菌が入ってしまい悪化する場合もあります。

子供は、傷やかさぶたを無意識に触ってしまったりかいてしまうことも多いので親がこまめに様子を見て対処することが大切です。

うちの子は乾燥肌で、冬になると乾燥で手足が痒くなってしまうのですがそれが悪化して「とびひ」になってしまいました。

意外と気がつかない「とびひ」の症状や治療法などをまとめていきます。

とびひとは?

とびひは、伝染性膿痂疹のことを言います。

虫刺されや擦り傷、湿疹などの浅い傷に細菌が入ることで化膿し、水疱やじゅくじゅくした発疹ができます。

主に、黄色ブドウ球菌やレンサ球菌などの細菌が原因で起こることが多いです。

これらの細菌は健康な皮膚についても感染することはありませんが、アトピーや傷など皮膚のバリア機能が低下しているとそこから感染して悪化していきます。

とびひの症状は?

はじめはちょっとした傷だったところが、だんだん赤みを増して水疱ができたり、腫れてきたり、じゅくじゅくした状態になってきます。

この液が他の傷口に付くとまた同じように患部が赤く水疱になり、全身に広がっていきます。

子供の場合、よく触る手や足、鼻などに見られることが多いです。

とびひと間違えやすい病気

とびひに似ている症状の病気はたくさんあるのでパッとみただけでは判断しにくい病気でもあります。

特にとびひと間違えやすい病気

・アトピー性皮膚炎

・あせも(汗疹)

・接触皮膚炎

・水疱瘡

うちの子もはじめ皮膚科では乾燥と接触皮膚炎だと言われましたがそれが悪化してか次の受診でとびひという診断になりました。似ている症状の病気がたくさんあるので気になる症状がある時は自分で判断せずに早めに皮膚科に相談するのが良いと思います。

とびひはうつるの?感染経路は?

とびひは全身、または人にも感染する病気です。

患部を触ったり、かきむしった手を介して他の傷に触れるとあっと言う間に感染が広がります。

自分のからだにも他人にもうつる可能性があるのでとびひがある場合は、患部を触った手で他のところを触らないように注意しましょう。

火事の火の粉が「飛び火」する様子に似ているため、「とびひ」と言われています。

保育園や幼稚園に行っても良いの?

集団生活では感染する可能性があるので注意が必要ですが、患部が他のところに触れないようにガーゼで覆ったり処置をしての登園は可能です。

患部が広範囲だったり、症状がひどい場合はお休みした方がいい場合もあります。

患部がじゅくじゅくしていたり水疱ができている間は、プールや水遊びは禁止とされています。

とびひの治療法

・お薬

とびひの治療には、原因となる細菌を退治する抗生剤を使います。

症状が軽い場合には、抗菌薬の入った塗り薬。症状が全身に広がってる場合には、抗生剤の内服薬をもらいます。

ほとんどの場合5〜7日で良くなります。

かゆみがひどい場合には、加えて抗ヒスタミン薬のかゆみ止めを処方される場合もあります。

・家庭でできること

とびひは皮膚を清潔に保つことが大切です。

1日1回以上は、患部を含め全身をしっかり泡で洗い菌を洗い流し皮膚の清潔を保ちます。

そうすることによって感染が広がるのを防ぎ患部の治りも早くなります。

とびひになってしまったら注意すること

・家族と同じタオルを使わないようにする

・爪を短く切って細菌が入り込まないようにする

・患部を触らないようにガーゼなどで覆っておく

とびひが悪化すると…

まれにとびひが悪化して合併症になってしまうこともあるので注意が必要です。

・ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)

黄色ブドウ球菌がつくる毒素が血液に入り込むことで発症します。

高熱が出たり皮膚が真っ赤に腫れて触るととても痛くなります。乳児期に多く、治療には入院が必要になります。

・腎炎

化膿レンサ球菌が原因となるとびひの後にまれに腎炎になることがあります。レンサ球菌が腎臓の働きを悪くすることがあるので、治療後に顔にむくみが出てきたら腎炎の疑いがあります。

普段からとびひにならないように予防しよう

普段から皮膚を清潔に保つことはとびひの予防につながります。

手をよく洗い、爪を短く切っておくことが大切です。

乾燥やちょっとした傷が原因で、とびひにつながることもあるので早めに治すようにしましょう。

乾燥肌やアトピー性皮膚炎の人は、特にとびひになりすいです。

保湿をしっかりすることで肌のバリア機能の低下を防ぐことができるので、特に乾燥する季節には保湿を欠かさずスキンケアができるといいと思います。

普段からスキンケアをして皮膚トラブルに負けない肌作りができるといいですね!

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