こんにちは。ハナです。
今回は双子の膜性診断の時のことについて書いていきます。
今まで通院していた個人のクリニックで双子だということがわかり、市立総合病院への紹介状をもらいました。
この時すでに10週だったので総合病院での受診は出来るだけ急いだ方が良いとのことだったのですが、予約がとれたのは翌週の11週の頃でした。
前回のクリニックで膜性の説明もある程度聞いていたので総合病院受診までの数日間は、ずっと膜性が気になりモヤモヤした気持ちで双子の無事を祈るばかりでした。
双子の膜性診断はとても大事
一卵性の中でも2人の間に膜があるかないかだけでリスクが大きく変わってくるそうです。
本来なら母親からの栄養源となる胎盤もひとりひとりずつあるのですが、一卵性の双子の場合この胎盤を2人で共有している場合があります。
これだけでも栄養が2人にバランスよく行き渡らなければ、2人とも危険な状態になってしまうというリスクがあるのに、さらに2人の間に膜があるかどうかでまた危険度が変わってきます。
2人の間に膜がない場合、2人が同じ膜の中にいるということはへその緒が絡んだり結ばれた状態になり栄養がいかなくなってしまうというリスクもあります。
一般的には膜がある確率の方が格段に高く、同じ膜の中にいる確率は双子の中でも1パーセント未満のものすごく少ない確率です。
膜性診断ではっきり分かるまではどうか膜がありますようにと思いながら過ごしていました。
はじめての総合病院受診
総合病院受診の当日。
産科はとても混んでいて1時間以上待ってやっと診察に呼んでもらえました。
まず今の状況の確認をして、早速エコーの検査からです。
ベテランの男の先生と女医さんと2人がかりで診てくれたのですが、この時もしばらくエコーを続けたのですがはっきり膜が見えないとのことでした。
ただ、2人とも元気で順調に成長していることは確認でき、ひと安心です。
膜性診断がやっとできると期待しての受診だったのですが、総合病院でもはっきりわからないまま次は周産期母子医療センターのある大きい病院で診てもらうことになりました。
すでに11週ということもあり、病院からの紹介でその場で次の病院の予約を取ってもらいました。
やはりふたりの位置がとても近いこととはっきり膜が見えないということで一絨毛膜一羊膜(胎盤も膜も2人で共有しているとても珍しいタイプの双子)の疑いと言われ、その日はなんの進展もないまま次の病院の受診を待つことになりました。
さらに大きい病院へ
次の受診は、市立総合病院の受診から4日後の12週になる前日(11w6d)でした。
総合周産期母子医療センターがある大きい病院です。
このあたりの地域で一番大きい病院で、環境や設備が整っているのでハイリスクな妊娠や出産のほとんどがこの病院で行われています。
まさか自分がこの病院にお世話になる日が来るとは思いませんでした。
家からは車で30〜40分で行けるのですが駐車場がいつも混んでいて駐車するにも一苦労です。
ただでさえ体調の悪い日が続いていたので、この日も病院に向かう運転中も気持ち悪くなりやっとの思いで病院にたどり着きました。この先出産までずっと一人で運転して病院に通えるか心配になりました。
やっと膜性がわかりました
当日の初診担当の先生は、綺麗な女性の先生でした。
緊張しながらも腹部エコーをしてもらうと、あっさり「膜はないですね〜!へその緒ももう絡まってますね〜!」と言われ、しかも明るい口調でさらっと言ってくれたのでちょっと拍子抜けというか、あまりに早い診断だったので少しびっくりしました。
今までの病院では、それっぽいというニュアンスはあったものの診断にまでは至らなかったので、初診できっぱりはっきり不安を煽らないような言い方だったので、それで少し救われたところがある思います。
あまり深刻に宣告されていたらより一層不安になっていたと思います。
もちろん膜がないと言われ〝大丈夫かな〟〝ちゃんと出産まで辿りつけるかな〟と不安な気持ちが大きかったですが、もうどうすることもできないので受け止めるしかありませんでした。
エコー検査の後に、詳しく一絨毛膜一羊膜(MMツイン)の説明と今後の経過の説明、合併症やリスクの説明などを聞きました。
とにかくこわい話が多いです。
地域で一番と言われハイリスクの妊婦さんも多く通うこの病院でも、MMツインの妊婦さんは数年に1人という確率だそうです。
通常の妊娠の100倍以上のリスクがあり、常に危険な状態ではあるけど処置の施しようがないのでこまめに経過を見るしかないとのことで、先生も私も今すぐ何かできるわけではありません。
ただただ無事に育つようにと願って、普通の妊婦さんと同じように生活するしかありませんでした。
外の世界で生きていけるぐらいになるまでお腹の中で成長してくれれば、そのあとはお腹に入れておくより帝王切開で外に出して育てたほうがリスクが少ないと言われました。
なんとか外に出ても大丈夫になるまでは無事でいてほしいと、「想う」だけです。
早産の生存率の表も見せてもらいました。
22週で産まれたら50%の生存率。
この時からせめて24週、いや28週まではお腹にいてほしいなと思うようになったのを覚えています。
出産はおそらく帝王切開になること、入院は少し早めの26週あたりからになること、健診はずっと2週間おきなど出産までの流れも大まかに教えてもらいいくつかの書類にサインをして帰りました。
とうとう本格的に一絨毛膜一羊膜(MMツイン)の妊婦だという実感がじわじわ湧いてきます。
ここの病院で出産するんだと決まり、なんとなくですが出産に向かい前に進めたような気がしました。
あとはしっかり二週間ごとに通うのみです!
二週間、長いような短いような。
私の住んでいる市の妊婦健診の助成券は 週までは4週に1回のみで双子用がなかったので週になるまでは2回に1回は実費での受診でした。(隣の市は双子用の補助券がありました)
MMツイン発覚後と報告
緊張感とつわりでの体調不良で病院の帰り道では、どっと疲れお腹は空いてるけど食べたいものはこれといって見つからず、ひとりでさっとお蕎麦を食べて帰りました。
そのあと少し休んで長男の保育園の迎えもなんとか行ったものの夜は動けず最低の家事をしてその日は就寝。
旦那への報告は病院の後にしたのですが、事の重大さをちゃんと理解しているのかしていないのか。
妊娠出産において反応か薄いのでよくわかりませんでした。(内心はわかりませんが)
他の家族には、様子を見て後日報告しました。
やはり、みんな心配してくれましたがこればっかりはどうすることもできないのでなるようになるしかないと伝えました。
MMツインと診断されてさらにへその緒が絡まってると言われて〝へその緒がこれ以上絡みませんように〟とひたすら想う日々が始まり、時間がある時はネットでMMツインの情報を集めていました。
ものすごい低い確率で妊娠するMMツインの情報は今でも少ないので私の経験も誰かの参考になればいいなと思いブログを書いています。
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【体験談】双子妊娠中のつわりは重かった!つわりの症状とは?